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レシートを送って小銭稼ぎできるアプリ「ONE」をちょっといじってみた

Yahoo!やTwitterでも話題になっていますが

レシートを送って10円ゲットできるアプリ「ONE」がリリースされました。

ONE(ワン)
ONE(ワン)
開発元:ONE FINANCIAL CO., LTD
無料
posted withアプリーチ

iOS向けのみの配信。Androidユーザーにはちと残念です。

 

現時点(6/13午前)ではユーザー数が予想をはるかに超えたのか、サービスを停止しています。

 

査定価格の画面自体は出るものの、お金と交換しようとするとエラーが出て、お金がもらえません。ぐぬぬ...

 

しかしながら、発想自体はおもしろよさげなので、いろいろと考察してみました。

 

 

レシートで10円もらえるアプリのビジネスモデル

レシートを送るだけで10円もらえるって、このアプリの開発者はどうやってお金儲けしようとしてるの?

 

って話になりますが、ざっくりとした流れはこんな感じ

アプリのユーザー(ふつうの人たち)からレシート画像を10円で買い取り

 

ONEの運営側がどのような形式でかは分かりませんが、集めたレシートをデータとして整理し、メーカーなどの企業に売るというのが一連の流れです。

 

レシート提供側のメリットとしては、レシートを送信するだけでひと月で最大3000円稼げること。(1日の最大送信可能枚数が10枚)


3000円も月に入ってくると、月1回ぐらい豪華な食事ができますね。
瓦そばとかいいかも(唐突な過去記事宣伝)

www.ikanosuminaga.com

 

そして企業側はネット上の購買行動だけでなく、実店舗での傾向も知ることができてヒャッホーってなるわけですね。

www.businessinsider.jp

ヤフーやアマゾンのような巨大eコマースは、オンライン上での膨大な購買データを持っているが、「オフラインのデータは手付かず」と、山内さんは指摘する。

(レシート1枚10円で買うアプリ、天才高校生プログラマーが小売市場に挑む より引用)

 

レシートは送信できなかったけど、アプリをちょっと触ってみた

私がこのアプリをダウンロードしたころには、もうサービスが終了していたので、レシートを送信することはできませんでしたが

 

やはり気になるこのアプリ。ちょっと触ってみました。

 

私のiOS端末は中古で買ったiPad mini 3のみ。普通にApp Storeで「ONE」と探しても見つかりません。

iPadで使いたい人はこのリンクからダウンロードの画面に飛べます。

 

毎日たまるレシートをお金にかえよう

 

まず電話番号を入れろという画面が出てきました。

番号を入力するとSMSで4ケタの番号が送られてきます。次の画面でその番号を入力すると

 

ホーム画面が表示されました。右下のアカウントから自分の身分証明書を送信します。

 

本人確認に使える証明書はこちら。

・運転免許証

・健康保険証

・マイナンバー

・パスポート

・住基カード

・在留カード

 

う~ん、どれも重要な個人情報だけど、特にマイナンバーは怖くてアップロードできんわ。

 

ということでパスポートの顔写真のページと一番うしろの手書き記入欄の画像をアップすることに。

 

本人確認が終了したら「買取」画面の右下の「+」ボタンからいよいよレシートを送信します。

こんな感じでスマホのカメラ機能を使ってパシャっとするだけ

 

すぐに査定結果が表示されて、「お金と交換する」をタップすると10円がもらえる

 

はずだったんですが、現在はサービス停止中。残念。

 

アプリをダウンロードしてから、レシートを送信してお金をもらうまでの流れはかなりスムーズでカンタンでした。

 

企業はどんなことが分かるのか妄想してみた

japan.cnet.com

飲料水で例えた場合、その飲料水を購入した1万人の属性データよりも、一人のユーザーが飲料水を購入した後にどういったものを買うのか、どういった時にその飲料水を購入するのかというデータに価値があると山内氏は仮説を立てる。これにより、飲料水を買うまでの流れや、日常の消費パターンにおける飲料水の位置づけが見えてくるという。

(1枚10円でレシートを買い取るアプリ「ONE」公開--わずか6時間で2万件の依頼より引用

なるほど、ということは仮に私が飲料水を買ったときのレシートを送信したとしたら、レシートのデータを買い取った企業は

 

「東京に住む20代のある男性はファミリーマートでカルボナーラを購入した際、一緒に88円ぐらいの飲料水を必ずと言っていいほど買う。

 

購入する時間はだいたい17時~20時の間。おそらくこれは彼の夕食だ。家で自炊をするのが面倒なときにコンビニで食事を済ますのだろう。

 

そのときにペットボトルの飲料水を買うのか。なるほど。しかも100円の600mlの飲料水を買うのではなく、12円ケチって370mlの方を選んでいるようだ。
生活に困っているのか?それとも600mlだと多すぎて飲みきれないということか?」

 

ということが分かってしまうということなんでしょう。

 

私一人のデータだと特に意味がありませんが、仮に大勢の人がカルボナーラ+370ml飲料水をセットで購入したとすると


「ん?やはり600mlは多すぎか?なら500mlにして値段も安くしよう」


みたいな戦略も企業は考えられるということなんでしょう。

 

前後のデータからもいろいろと読み取れそうですね。


「この20代男性は今月始めあたりから急に納豆を買い始めたな。今まで1度も買ったことはなかったのに。健康に気を遣いはじめたか?」

という感じで

今まで買わなかったのに急に買いはじめた、逆に今まで買っていたのに急に買うのをやめたというのもデータとして有用でしょう。

 

納豆や野菜などなど、カラダにいいものを買うというのが一人だけではなく全体の傾向として現れれば

 

その年代向けの健康食品の開発やパッケージのデザインをするときに参考になるはずです。

 

確かに素人がちょっと考察しただけでも、レシートの情報って商品を開発する企業にとってはかなり重要だと考えられますね。

 

個人情報的な問題は大丈夫か?

Twitterにもかなり個人情報に関して心配するツイートが上がっています。

 

まず第1の懸念点が最初に送信する本人確認のための免許書や保険証などの個人情報。


開発者の17歳のヴォーイを全く信用しないわけではないんですが


-受け取った免許や保険証のデータをどう管理しているの?大丈夫?
-まさか免許に書いてある名前とか住所とかそっちをへんなとこに売らないよね?


う~ん。ちょっと心配かも...初めて名前を聞く会社に大事な個人情報が書かれた証明書の画像を送るのはちょっと気が引けました。が、私は送信しました。

 

 

そして第2の懸念点がレシート上の個人情報。

 

こちらの方が書いてある通り、レシート上の名前をTwitterやFacebookで検索っていう気持ち悪いド変態がいないとは限りません。

 

店の名前&名字さえわかれば、店員個人のアカウントを特定するのは素人でもできますからね。

 

まとめ

個人情報の懸念点を無視すれば、提供する側は小銭稼ぎができて、提供される側はその情報をもとにビジネス展開できるわけで、いわゆるWin-Winの関係です。

 

しかし個人情報は無視できない問題です。

免許証や保険証ってそうやすやすと人に見せていいものではありませんからね。

 

私は人柱的にやってみましたが、もうちょっと様子見してから問題なさそうだったらやってみるというのが吉でしょう。

 

しかしながらこのサービス開発を17歳がやるとは...すっごーい

 

6/28追記

その後、ONEがどうなってるのかな~と思ってアプリを開いてみると

なにやらDMMと提携してガソリンスタンドでのレシートを買い取っていたようですね。

 

しかしながら現在はキャンペーン終了。

 

10円のレシート買い取りも中止され、ガソリンスタンドのレシート買い取りも終了。

現在もiTunesからアプリ自体はダウンロードできるようですが、インストールしたところでなんにもできないアプリになってしまいました。

 

またサービス停止後に私が送信した本人確認書類は未だに「確認中」

予想以上の反響でサービス停止というのは分かりますが、やはり個人情報を扱ってるわけですし

 

もう10日以上時間が経ってるわけですから、再開の目処がたたないのなら

「一旦、個人情報削除するべ。安心しろよ」

みたいなアナウンスはほしいところです。

 

ONEのTwitterも6/18のリツイートで止まってるみたいですし。

 

まあ試み自体はおもしろよさげなので応援はしてますけどね。心の中で

 

7/14追記

 

そろそろ公式からアナウンスがあってもいいころだと思うんですが、Twiiterすら稼働してないってのはどうなんでしょ?

 

さすがに免許なりパスポートなり重要な個人情報を渡してるわけですから、ちょっと「詐欺」って言葉が頭をよぎります。

 

進捗がないならないでいいから、公式の発表がほしいところ。